9月23日と24日の2日間、大田区産業プラザPiOで今年もクラブ選手権が開催されました。
この大会はJCA登録団体が参加資格を持つ、国内では珍しいチーム戦です。大学生チェスプレイヤーにとって毎年一大イベントで、新入生にとってクラブ選手権は公式戦デビューをするいい機会になります。当サークルは昨年に続いて二度目の参加です。
今年もチームを作るのには一苦労でした。チームは4名+補欠0~2名の最大6名で構成されます。
昨年よりもメンバーが増え、人員には困らないだろうと油断していましたが、大会2日目が月曜日で今年も大東文化大学の授業日と被っていることに気づきます。月曜日に授業が入っていないメンバーだけでは足りずに、何名かは授業を犠牲にして大会に挑みます。
今年のメンバーも6名ギリギリです。平均レートは1153。エントリーされた33チーム中、リスト32位からのスタートです。公式戦未経験者が多いので仕方ないですね。
今年のメンバーは富井(3年)、遠山(2年)、森井(2年)、上水流(2年)、山形(1年)、石田(1年)です。
スイス式6回戦で持ち時間は昨年より短い45分+1手30秒。4ボードの試合結果によってチームとしての勝敗が決まります。各ラウンドでの内容を簡単に紹介します。
1R:vs千葉チェスサークルC(負け)
相手のチームが諸事情で一人足りず、既に1ポイントを得ているところからのスタートでした。しかし1番ボードがドロー、それ以外が負けでチームとしては負けてしまいました。
2R:強制bye
チームが奇数のため、リストの低い我々はペアリングから漏れてしまいました。しっかりと体力を回復させて次の対局に備えます。
3R:vs札幌チェスクラブ(負け)
全ボードが格上との対戦です。悲しくも順当にストレート負けでしたが、検討ではいろいろと教わることができて勉強になりました。
4R:筑波大学OB(負け)
2日目の初戦ということで前日から心の準備をしていたのですが、1番ボードが予想と違うことが直前で判明。相手チームの作戦通り、心理的にゆさぶられてしまいました。チームの負けが決まったタイミングで、残っていた1番ボードも合意ドローです。
5R:東京大学(負け)
昨年もあたった東京大学と再戦です。大学生チームはレーティングに実力が反映されていないことが多いため、とてもやりづらいところがあります。結果としてはまたもストレート負け。ポイントを取るのは難しいですね。
6R:東京チェスクラブ(ドロー)
ここまで負け続け最後にあたったチームですが、1番ボードはレーティングが2000を超える強豪です。ロングファイトの末負けてしまいましたが、他のボードが頑張ってくれたおかげでチームとしてはドローでした。
チームの最終結果はリストから変わらず32位でした。
チームの成績は残念でしたが、各試合ごとに見てみると上級生は試合の内容が昨年よりもよくなっていたのがわかります。前向きに捉えてまた次の機会に活かせたらと思います。
今回公式戦デビューをした1年生もこれを機に積極的に大会に参加して、普段とは一味違う真剣勝負の楽しさをもっとたくさん感じてほしいですね。また来年も楽しみです。
対局してくださったチームの皆さん、運営の皆さん、ありがとうございました!